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異型肺炎といわれたら

異型肺炎といわれたら

 発熱や胸痛を伴う咳等で医療機関を受診した際、異型肺炎と告げられる事が有ります。名前からしても肺炎の一種には違いなさそうなのですが、一体どんなものなのでしょう。

 先ず普通の肺炎とは、肺炎双球菌や葡萄球菌等の細菌による、主に黄色や緑色の痰を伴う呼吸器感染症を指します。従って菌によって効き方に差は有るもののペニシリンをはじめとする普通の抗生物質で治す事が可能です。ところが異型肺炎の場合、一般的な細菌以外の病原体による肺炎の総称で、それぞれに特殊な治療薬も必要となり、また大量の痰は伴わない為に医療機関の受診も遅れがちな事もあり重症化し易いのが問題となります。

 異型肺炎の原因菌の内で最も多く見られるのはマイコプラズマです。これにはオリンピック・ディジーズとの別名も有り、4年に一度開催されるオリンピックの年に世界的な大流行が見られます。あまり鼻汁とかの上気道症状を伴わない1箇月以上の咳が続く場合には、疑ってみる必要も有るでしょう。

 その他の異型肺炎の原因菌としては、エアコンやビルの屋上給水塔の汚染で建物単位で集団感染が起こり易い土中細菌のレジオネラ、ペットから移るオウム病や結膜炎・性行為感染症で知られるクラミジア、インフルエンザウィルスやアデノウイルスといった風邪のウィルス等もあります。

 この様に、異型肺炎とは普通の定型肺炎以外の総称であり、その原因菌も多種存在し、また特殊な難治性のものであることが多いので、症状が軽くなったからと言って自分で勝手に内服を中断したりせず、指示を守って確実に治療に専念する様にして下さい。

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