
慢性関節リウマチは多発性で、多くの関節が対称性に痛み、腫れあがる病気です。女性に多く、男女比1:3といわれます。リウマチの発症は、地域、気候による差異がありません。
関節の痛みは寒い所、湿度の高い地方ではより強いようです。ですから、リウマチの患者さんは寒さに対しては十分にそなえる必要があります。夏でも冷房が普及していますので、ほかの人より着るものを一枚多く持って外出するとか、半袖よりも、うすくても長袖、スカートよりスラックスというように、体をおおい、冷えないよう心がけましょう。
よく患者さんからうける質問に、関節局所への湿布は冷たいものが良いか、温かいものが良いかというのがあります。湿布薬は痛み止めの薬が皮膚から吸収されて効果が出るのを期待するわけです。冷やす、温めるという効果そのものは、期待しないで下さい。原則としては、外傷などの急性炎症やリウマチでも急に悪くなって関節が赤く腫れ痛むときは、一時的に関節を冷やした方が良いときがあります。しかし、それ以外は、急性期を過ぎましたら、温めた方が良いでしょう。
寒くなりますと体を動かさなくなる傾向があります。リウマチでは安静より運動が大切です。運動は自分で体を動かさなければなりません。筋力を保ち、強くする必要と関節の血行、栄養をよくするためです。また、寒いとカゼもひきやすくなります。カゼをひくとリウマチも悪化することが多いようです。夜間冷えますので、十分暖かいナイトウエアーを着ておやすみ下さい。
現在、リウマチの方は、薬物療法と運動を忘れずに毎日気ながにお続け下さい。リウマチという病気には全身的な健康管理を必要としますので、一度はリウマチの専門医のアドバイスをうけることをおすすめします。