
肺結核は、一時は殆ど撲滅されて新しい感染がなくなった疾患と思われていました。しかしいまでも1年間に4万3千人近くの発病があります。また最近は70歳以上の再感染や20歳代の若い人の集団発生、職場内や病院内の感染なども起こっています。結核に感染して、知らずにいると進行して痰に大量の結核菌が混じり他人にうつす可能性が大きくなります。結核は年代によって発病する率に差があります。一番高いのは免疫力の低い乳幼児です。次に20歳代の若い人に高いと言われますが、その理由は分かっていません。しかし若い人で生活習慣が不規則であったり、食生活が乱れていたり、無理なダイエットなどしていると抵抗力が低下して罹りやすくなります。高年齢の人では若い時に一旦罹っていても体力が低下してきて再感染し易くなります。老人ホームなどでの集団生活では余計感染の機会が高く、集団発生も起こることもあります。
病院では糖尿病の人や腎不全で透析を受けている人の場合などは抵抗力が低下しているので、一層感染し易い状態にあります。結核菌そのものは感染力は弱いのですが、油断は禁物です。結核は予防が一番です。
赤ちゃんには早めにBCGの接種をすること。日頃の健康チェックが大事です。咳や痰が2週間以上も続くならば、掛かりつけの医師にみてもらいましょう。家族や友人、職場の同僚が結核に罹ったら、進んで検診を受けましょう。若いひとではツベルクリン検査も必要です。結核に罹り易い条件や状態のひと、罹り易い基の病気があるかどうか、今からお話しする6項目をのチェックをしてみてください。それは、
―などです。これらの項目のうち、2つ以上が当てはまるひとは、結核にかかる危険度が更に高くなります。定期的な検診が必要です。