
現在、わが国におけるコンタクト・レンズ使用者はおよそ1600万人といわれていますが、その中でも使い捨てレンズの使用者が急増しています。
ひとくちに使い捨てといっても、使用方法によって3つのタイプに分けることができます。ひとつは、1日使用したら捨ててしまう、毎日交換型。もうひとつは、最長1週間就寝中もつけたままでその後捨てる連続装用型。このふたつは洗浄・消毒といったケアの必要がなく、狭い意味での使い捨てレンズです。さらに、手入れをしながら起きている間のみ使用し、2週間から1か月ごとに新しいレンズと交換していく頻回交換型も広い意味での使い捨てレンズとされています。
いずれのレンズもソフト・レンズに分類されますが、従来のソフト・レンズに比べて汚れのない清潔なレンズを使用することができる点で優れているのは言うまでもないでしょう。その他、レンズがなくなり新しいレンズを購入する際に、定期検査を受ける機会ができ、度数の変更もこまめに行えるので、眼の異常を早めに発見でき、常に適正な矯正視力が得られます。また、毎日使用しないという人は、毎日交換型にすれば、レンズ保存中の汚染の心配がなくなります。
使用方法自体が眼に対して負担の大きい連続装用型は別として、毎日交換型、頻回交換型は従来のソフト・レンズよりも眼の障害の発生率が低いという統計も出ています。多少割高にはなりますが、眼のためには使い捨てレンズの方がよいと言えます。
ただし、どんなレンズでもその人に合っているかどうか、また眼の異常の有無など事前に眼科医のチェックが必要です。