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療養病床

 療養病床とは、慢性疾患や介護の要請などで長期療養する病院の病床(ベッド)のことです。通常の入院用病床である一般病床と区別されています。

 療養病床には「医療型療養病床」と「介護型療養病床」の2種類があります。「医療型療養病床」は慢性期の状態にあって入院医療を必要とする患者に対するサービスを提供する病床で、医療保険が適用されます。一方、「介護型療養病床」は要介護認定された患者に対するサービスを介護保険で提供する病床で、必要に応じて医療も受けられます。

 政府は2006年に閣議決定された医療制度改革で、医療費の抑制を目的に2012年度末までに介護型療養病床を全廃して医療型療養病床に一本化し、療養病床数自体を現在の37万床から15万床にまで大幅に減らす方針を打ち出しています。そして廃止される介護型と、厚労省が定めた基準により“医療の必要度が低い”と判断された医療型の患者には、老人保健施設や在宅療養に切り替えたりしてもらうこと。また、療養病床を持つ病院には、新たに創設された老人保健施設「介護療養型老人保健施設」への転換などを促進しようとしています。

 しかし、入院患者の行き場がなくなることへの懸念、医療・介護提供体制の脆弱化など、医療現場や患者・国民から反発の声があげられ大きな社会問題となっています。これを受けて厚労省は現在、削減数の見直しの検討に入っています。

 

(2008年7月29日現在)