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ワクチンの意義を問い直す 患者会の活動を通じて 地域医療学習会

20100630.JPG 神奈川県保険医協会・地域医療対策部は2010年6月30日、地域医療学習会を開催。「日本のワクチン行政の現状と課題~患者会の活動を通じてみえたもの~」をテーマに、髄膜炎から子どもたちを守る会・事務局長の高畑紀一氏を講師に迎え23名が参加した。

 高畑氏は、日本のワクチン・ギャップの原因は(1)政策決定のシステムがないこと、(2)ワクチン輸入のための環境が未整備、(3)情報開示が不十分さ―であるとした。日本のワクチン行政は欧米から20年遅れており、WHOが勧告するワクチンの3分の1が未だ定期接種化されていないこと、「VPD(ワクチンで防げる疾病)はワクチンで予防する」は世界の潮流であることなど詳述。日本版ACIP設置の必要性にも触れ、十分な情報のもと議論がなされていくべきとした。

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2010年7月25日・第1798号)