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日本弁護士連合会にオンライン訴訟をレクチャー 平尾理事長・意見表明を要望

 2009年4月28日、東京・弁護士会館において、平尾理事長(オンライン訴訟原告団団長)がレセプトオンライン請求義務化撤回訴訟について説明を行った。これは日本弁護士連合会(日弁連)情報問題対策委員会からの依頼で行ったもの。

 

 冒頭、平尾理事長は訴訟に至った経緯を説明。約1割の会員が開業保険医を辞めると答えたアンケート結果から、仲間を守ると同時に保険医協会理事長として組織問題である認識を示した。さらに、マスコミに数多く取り上げられた中で、日本医事新報1月17日号に4ページにわたり掲載された特集が、この訴訟を全国の開業医に大きく広げるきっかけになったとした。

 また、一人の開業医として、オンライン請求による情報漏洩に対し危機感を吐露。糖尿病専門医である平尾理事長は議員などの診療も行うが、その情報が漏れた場合、議員の政治生命に影響が出ることから、オンライン請求を拒否された場合、現場では困る事態が起こる」と指摘。「ぜひ、日弁連においても、レセプトオンライン請求義務化に対して意見表明をしていただきたい」と締めくくった。

 

 当日出席した弁護士からは、「医療費」増大に対するしっかりした反論をすべきとのアドバイスが出された。

 

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2009年5月5・15日・第1758号)