神奈川県こどもの医療費無料化を求める連絡会(以下「連絡会」、代表:藤田倫成協会理事)は障害者団体と共同で2010年3月19日、鎌倉市健康福祉部年金課と懇談。協会からは事務局1名が参加した。
「市町村の足並み揃わず」
冒頭連絡会からは、先日小児・重度障害者医療費助成制度(以下「マル乳、マル障」)の補助金復元を求める県への意見書が、川崎市議会から出されたこと、マル乳、マル障拡充を求める請願に二宮町長が自ら署名したこと等に触れ、「市町村から県へ制度拡充と補助金復元の声を上げるべき」と訴えた。市側は、県下市町村で組織する『医療費助成制度研究会』の開催主務地を今年度務めたことに触れ、「市町村の要望の足並みを揃えることは難しい。精神障害者の助成対象化についても、既に独自財源で実施している市町村は県へ要望するが、そうでない市町村は新たな負担が増えのを嫌がる」と内情を明かした。
10年度はマル乳、マル障維持
保険年金課長の相澤氏は「鎌倉市は県下では助成水準は高い方だと認識している(マル障は身体3級及び4級の一部、療育手帳B1、精神1・2級まで、マル乳は小卒まで)」としただ財政的には今後厳しくなっていくと思われるので、どうやって持続可能なものにするかが今後の課題」とした上で、2010年度も制度は維持すると回答した。
また鎌倉市は助成対象は広いものの、マル乳は小学生以上に、マル障は身体・知的の軽度と精神障害者に所得制限が設けられている。障害者団体から、「身体3・4級程度だと就労している障害者も多く、所得制限に引っ掛かるケースがある。相応の税も保険料も納めているのに、助成から外すのはおかしい」と訴えたが市側は財政的な視点から所得制限撤廃は困難とした。