医療費の窓口負担「ゼロの会」 Q&A Q10

Q10

財源はどのようにしようと考えていますか?

 


 

(答え) 

 現在、総医療費31.5兆円のうち、国民は窓口負担5兆円と保険料9兆円により45%を負担しています。窓口負担をゼロにするため、国と事業主の負担を増やして窓口負担分をワリカンすることを基本に考えています。

まず、現在25%(8兆円)の国庫負担を過去最高の30%に引き上げ、1.5兆円を捻出します。

また、政管・組合健保の事業主と被用者との保険料負担割合を、現在の5:5からヨーロッパ並みの7:3に近づけます。被用者保険の給付費は7兆円、患者負担は1.5兆円、トータルの医療費は8.5兆円。給付費7兆円は、事業主と国民が3.5兆円ずつ負担しています。事業主にこの給付費の7割を負担してもらうと、5兆円で1.5兆円増加します。国民の3.5兆円は変えません。すると、実質的な負担割合は6:4となりますが、トータルの8.5兆円をまかなうほどになります。さらに、中小企業に配慮をし、事業規模による調整をします。

以上により、国1.5兆円と事業主1.5兆円で合計3兆円の財源を捻出します。外来の医療費は医科・歯科・薬局の合計18.5兆円、窓口負担は3兆円です。これにより外来での「窓口負担ゼロ」は実現します。

入院も同様に考えます。また、国や企業の負担逃れができないように、国、事業主、国民の負担割合を法律で定めます。

病気は、個人の生活習慣だけに起因するものではありません。野放し状態のタバコやファーストフードによる健康被害、過密労働による精神疾患など、病気は社会的な背景により生み出されるものです。だからこそ、事業主は保険料を負担しているのであり、お金をだすことに責任があるのです。国は、憲法と健康保険法で医療の提供を約束しているので責任は更に重いのです。この点をきちんと是正したいと考えています。

 

注)保険料率は総報酬ベース

出所)『社会保険旬報』第2302号(2007年1月1日)より作成

 

出所)『国民衛生の動向・厚生の指標』2006年第53巻第9号より作成

 

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