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医療費の窓口負担解消を目指す ゼロの会

医療費の窓口負担「ゼロの会」
お金の心配なく、安心して医療を受けられる社会へ

2007年発足~2024年4月1日現在

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活動ニュース

対論ゼロの会・第4弾「うまれる」と語る 子ども連れ家族250名集う

20110430.JPG2011年4月30日のゴールデンウイークの昼下がり、対論ゼロの会・第4弾『うまれる』と語る」を崎陽軒本店で開催し、257名が参加しました。

当日は、昨年話題となった出産ドキュメンタリー映画「うまれる」の豪田トモ監督を迎え、「ゼロの会」責任者の池川明・神奈川県保険医協会理事長が対談しました。

対談では、受診時に高額な負担を求める日本と、豪田監督がカナダで経験した負担「ゼロ」を比較しながら、今求められる国の姿勢、真に国民を思いやる社会について意見交換を行いました。

「ゼロ」国が国民を想う姿勢、

対談で豪田氏は、映画監督になるため留学したカナダの医療制度を紹介。カナダでは窓口負担は「ゼロ」、さらに留学生の自身も「ゼロ」であった。カナダでは国民はもちろん、そこに暮らす人々全てに健康や“いのち”の平等を保障し、国が国民を大切にする一面が表れている。カナダは所得税が収入の4割程度と高いが、「医療にかかれないことの方が問題」と捉らえているとしました。

また豪田氏は、窓口負担が「ゼロ」であることで安心して生活ができた。さらに「ゼロ」だからといって安易な受診はなかったと「ゼロ」社会での体験談を披露、安易な受診増加への懸念を払拭しました。

窓口負担「ゼロ」は、国として国民を思いやる姿勢であり、憲法の趣旨からも負担「ゼロ」は当然のことと強調しました。

「ゼロの会」本来の姿に立ち返る運動

続いて池川理事長も、「ゼロの会」の運動を進める中で、必ず出てくる財源問題に言及。窓口負担「ゼロ」は医療費の増加につながるとする意見には、医療費の8割は入院など高額療養費の対象で、医療を受けざるを得ない状況の患者。窓口負担で受診を制限しても医療費の2割にしか影響しないと解説しました。窓口負担による受診抑制の無意味さ、むしろ重症化を招くことで医療費の増加につながっていると指摘しました。

司会の野本・協会理事は参加者に、刷新したリーフレットを活用し「ゼロの会」の活動を紹介。おカネがなくても重い病気であっても、安心して医療にかかれる本来の姿に立ち返る運動であるとし、参加者へ広く賛同を呼び掛けました。

また対論の中で豪田氏は、映画「うまれる」作成のきっかけは池川理事長の講演であったこと、映画作成を通じてこれまでいい関係を築けなかった両親に「ありがとう」と感謝の気持ちを述べられたことを紹介。また、映画の完成時よりも、自分の子どもができた時の喜びが大きかったことなど、素直な気持ちを語る一面も見せました。

若い世代にアピール成功

当日は、出産を通じて“いのち”の大切さを伝える映画「うまれる」も上映、赤ちゃんや子どもを連れた来場者が多く、和やかな雰囲気の 中で行われました。参加者は超満員。「ゼロの会」はこれまでアピールできなかった若い世代に、窓口負担「ゼロ」の必要性・実現性を訴え、当日だけで38名の賛同が得られました。

また赤ちゃん連れの家族が安心して映画や対談に参加できるよう、ベビーシッターによる一時預かりも実施。15組の家族が利用し好評を得ました。

参加者からの主な感想

●毎月健康保険料を結構な額を支払っているのに、また病院で支払うとなると大変。生活が安定していないかった頃は歯医者など、財布の中身と相談して、通院を断念することもしばしばでした。(社会人1~2年目。1人暮らし手取り16~20万)

●マスコミによる医療費抑制キャンペーンなどに負けないで頑張ってほしいです。(20代女性・会社員)

●必要な人に医療が生き届くようにゼロが良い。「ただし、ゼロだからと言って何でも病院に行くのはどうかと思う。」→対談を聞いて少し考えが変わりました。(30代女性・介護福祉職)

●いろいろな立場の人がいるので、負担が少ないことにこしたことはないが”ゼロ”にすると国の負担が大きくなり、自動的に国民への負担となりはしないか、素朴な疑問があります。でも安心して暮らせる社会になるとは思います。根本的になるべく医療行為を受けない身体づくりを国をあげて取り組んでほしいと思います。予防にお金をかけるべきかと。(30代女性・主婦)

●負担はゼロが望ましいが自己責任における部分までゼロとするのはどうかと思う。本当に必要な医療費をゼロにするようにしてほしい。(40代男性・会社員)

●税を払い保険料を払い窓口で払いという三重どりはおかしい。生きていくために医療はかかせない。生きる権利を保障する上で、誰もが安心して医療を受けられるシステムを国が作ることは義務であり、それをうけとるのは国民の権利だと思う。(40代女性) 

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