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かかりつけ歯科医を持とう
従来は急に痛みが出たり、詰め物が取れた時に訪れる、近くにある行き付けの歯科医院が「かかりつけ歯科医」であると考えられてきました。しかし、これからの「かかりつけ歯科医」にはより高いレベルの機能を備えることが求められています。
痛みを取り除き、歯の機能を取り戻してくれるのはもちろんのこと、「今日はどうしましたか?」と気軽に声をかけ、今までの病歴や記録を参考にして今回の症状に対処することで安全かつ安心な治療を受けることができます。このように、継続的にあなたの口や歯の健康状態を診てくれることが「かかりつけ歯科医」の大切な点です。病状や治療方法や費用についても適切な説明があり、あなたは納得のゆく治療が受けられます。
また歯科の病気はかなり進行するまで症状が出ず、気づくのが遅れがちです。痛みなどのはっきりした症状がなくても定期的に歯科医の健診を受けておけば、初期の小さな症状を見逃すことなく軽症のうちに問題点を発見し、治療内容や費用を軽く済ませることが出来ます。過去の治療の治療記録や経過を基に患者さん各個人の危険度に合わせて間隔を決めて、定期健診のお知らせを届けるのも「かかりつけ歯科医」の大切な役割です。
定期健診と同時に虫歯や歯周病の予防に力を注いでくれるのも「かかりつけ歯科医」の重要な役割となってきました。歯磨き指導などをはじめとして、生活習慣や食生活等の注意点を含め、一人一人に適した助言や予防方法を指導するのも長いお付き合いの「かかりつけ歯科医」ならではの効用です。
その他には病状の診断に迷ったり、難しい治療や手術が必要になった場合には、今までの経過や病歴を考え合わせて適切な専門医を紹介するのも「かかりつけ歯科医」の役割です。患者さんご本人も口や歯に対する関心を深め、予備知識を増やし、定期健診の習慣を身に付け、相性のよい「かかりつけ歯科医」をさがすことで口や歯の健康を保って下さい。
(最終更新日:2010/02/01)