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原子力発電所 重大事故時の放射線の被ばくから身を守る身近な策ガイド

もし原子力発電所が重大事故を起こしたら、どのように対応すべきか。パニックを起こさず正しい対応をするために、最低限必要なことを簡単にまとめました。

 

INDEX

1)屋内退避

2)安定ヨウ素剤の服用

 


 

1)屋内退避

屋内退避する時の注意点

  1. 原発の重大事故時はコンクリート建物(厚さ50㎝)の隙間のない屋内に退避し、閉め切ること。
  2. 窓は開けず、暖房はしない(外の空気を入れない)。
  3. 情報を得るまでは屋内退避で、できる限りの被ばくを避ける。
  4. 屋内退避中は窓から遠い場所に位置し身を守る。

 

避難・外出する時の注意点

  1. 即時避難の時を除き、日が差して、地面が温まって、上昇気流が起きてから避難すること(国の避難計画は即時避難、7日後移転の2段階で指示される)。夜は外に出ない(夜間は日中に比べて気温が下がることで空気が滞留し、汚染物質などが地表近くで濃度の高まることが知られています)。
  2. 冬は濡れタオル、ウイルス用マスクは必需品(微粒子が地上に長く停滞するため)。
  3. 下記のような使い捨てができる服装をして、使用後はポリ袋にまとめ、「放射線」と書いて捨てる。3~7日分を用意する。放射線物質が肌につかないように、吸入しないように(飲食しないように)、注意する。

 

身を守る服装(肌に放射性物質が付着しないように)

  1. レインコート、ゴーグル、マスク、首に巻くタオル(甲状腺を守る)、長袖・タートルネックなど、長靴、傘、帽子など。
  2. 顔、目、口、首、手を水でよく洗い流す。(できない時はウェットティッシュでぬぐう)。
  3. 寝る時もウイルス対応マスク(細かい粒子の吸入をできるだけ防げるように)を隙間なく付け、毎日捨てる。
  4. 汚染されていない衣服、下着で寝る(毎日取りかえる)。

 

放射性プルームの判断

 原子力事故時放射性物質が気体状あるいは粒子状となり環境中に放出されると、これらが大気とともに雲状となり拡散する。これを放射性プルームと言う。放射性プルームが上空を通過すると放射線により外部被ばくが起こる。

 また放射性プルームが通過する際の天候も被ばくの大きな要因となる。雨が降れば当然放射性物質は大地に降り注ぎ被ばくを増大する。放射性物質は無味、無臭、無色であり、その雲を見ることはできないのでその時々の天候、風力、風向などを、参考にしなければならないので厄介である。

 情報を得るまでは屋内退避でできる限りの被ばくを避ける必要がある。情報を得る前に自己判断をされる場合は、公的な観測所のデータを注視してください。

 

 

2)安定ヨウ素剤の服用

 原発の重大事故がおきた時は、すぐに安定ヨウ素剤の規定量を服用して内部被ばくを防ぐ。

 

服用のタイミング

  1. 国の指示で自治体が対応。原発からの距離に応じ、5㎞圏内では避難と服用を事故直後に実施。それ以遠は国が服用指示を出します。
  2. 自主的判断で個人が服用することは自由です。タイミングを逃さないようにしましょう。
  3. 服用効果のタイミングは、放射線曝露前24時間(90%以上の効果)から遅くとも8時間後(40%の効果)です。

 

服用の対象年齢

 妊婦と授乳婦を含め40歳未満が対象。40歳以上は任意です。40歳以上の者は、放射線被ばくによる甲状腺がん発生リスクと連日服用した場合に一時的甲状腺機能低下等の副作用が生じる可能性を理解した上で服用のこと(原子力規制委員会資料を参照のこと)。

 

服用量 安定ヨウ素剤(50㎎/錠)

対象者 1回の服用量
生後1カ月未満* 5km圏内はゼリー状のものが自治体から配られる 1/3錠* 1錠を割って、およそ1/3量を飲ませる
生後1カ月以上3歳未満 2/3錠* 1錠を割って、およそ2/3量を飲ませる
3歳以上13歳未満 1錠
13歳以上 2錠

 

服用の量と回数、効果時間

 服用回数は原則、1回限りですが、放射能拡散状況によっては、追加服用があり得ます。24時間後に1回の追加服用を繰り返します。1回の服用は、3日後には効果がなくなります。

 

安定ヨウ素剤の副反応

 チェルノブイリ事故時に1700万人が服用して重大な副反応は見られていません。軽度の症状で済んでいます。原発労働者の連日7日間服用の例では、一時的に甲状腺ホルモン低下が生じることはありますが、中止後に回復しています。ヨード剤が体に合わない方、心配な方は医師に相談してください。

 

安定ヨウ素剤の入手

 自治体による事前配布説明会、または事故後に配布説明会が開かれます。ネット販売等で自主購入(有料)は可能ですが、服用量に注意してください。

 

もし原子力発電所が重大事故を起こしたら、どのように対応すべきか。パニックを起こさず正しい対応をするために、最低限必要なことを簡単にまとめました。

 

INDEX

1)屋内退避

2)安定ヨウ素剤の服用

 


 

1)屋内退避

屋内退避する時の注意点

  1. 原発の重大事故時はコンクリート建物(厚さ50㎝)の隙間のない屋内に退避し、閉め切ること。
  2. 窓は開けず、暖房はしない(外の空気を入れない)。
  3. 情報を得るまでは屋内退避で、できる限りの被ばくを避ける。
  4. 屋内退避中は窓から遠い場所に位置し身を守る。

 

避難・外出する時の注意点

  1. 即時避難の時を除き、日が差して、地面が温まって、上昇気流が起きてから避難すること(国の避難計画は即時避難、7日後移転の2段階で指示される)。夜は外に出ない(夜間は日中に比べて気温が下がることで空気が滞留し、汚染物質などが地表近くで濃度の高まることが知られています)。
  2. 冬は濡れタオル、ウイルス用マスクは必需品(微粒子が地上に長く停滞するため)。
  3. 下記のような使い捨てができる服装をして、使用後はポリ袋にまとめ、「放射線」と書いて捨てる。3~7日分を用意する。放射線物質が肌につかないように、吸入しないように(飲食しないように)、注意する。

 

身を守る服装(肌に放射性物質が付着しないように)

  1. レインコート、ゴーグル、マスク、首に巻くタオル(甲状腺を守る)、長袖・タートルネックなど、長靴、傘、帽子など。
  2. 顔、目、口、首、手を水でよく洗い流す。(できない時はウェットティッシュでぬぐう)。
  3. 寝る時もウイルス対応マスク(細かい粒子の吸入をできるだけ防げるように)を隙間なく付け、毎日捨てる。
  4. 汚染されていない衣服、下着で寝る(毎日取りかえる)。

 

放射性プルームの判断

 原子力事故時放射性物質が気体状あるいは粒子状となり環境中に放出されると、これらが大気とともに雲状となり拡散する。これを放射性プルームと言う。放射性プルームが上空を通過すると放射線により外部被ばくが起こる。

 また放射性プルームが通過する際の天候も被ばくの大きな要因となる。雨が降れば当然放射性物質は大地に降り注ぎ被ばくを増大する。放射性物質は無味、無臭、無色であり、その雲を見ることはできないのでその時々の天候、風力、風向などを、参考にしなければならないので厄介である。

 情報を得るまでは屋内退避でできる限りの被ばくを避ける必要がある。情報を得る前に自己判断をされる場合は、公的な観測所のデータを注視してください。

 

 

2)安定ヨウ素剤の服用

 原発の重大事故がおきた時は、すぐに安定ヨウ素剤の規定量を服用して内部被ばくを防ぐ。

 

服用のタイミング

  1. 国の指示で自治体が対応。原発からの距離に応じ、5㎞圏内では避難と服用を事故直後に実施。それ以遠は国が服用指示を出します。
  2. 自主的判断で個人が服用することは自由です。タイミングを逃さないようにしましょう。
  3. 服用効果のタイミングは、放射線曝露前24時間(90%以上の効果)から遅くとも8時間後(40%の効果)です。

 

服用の対象年齢

 妊婦と授乳婦を含め40歳未満が対象。40歳以上は任意です。40歳以上の者は、放射線被ばくによる甲状腺がん発生リスクと連日服用した場合に一時的甲状腺機能低下等の副作用が生じる可能性を理解した上で服用のこと(原子力規制委員会資料を参照のこと)。

 

服用量 安定ヨウ素剤(50㎎/錠)

対象者 1回の服用量
生後1カ月未満* 5km圏内はゼリー状のものが自治体から配られる 1/3錠* 1錠を割って、およそ1/3量を飲ませる
生後1カ月以上3歳未満 2/3錠* 1錠を割って、およそ2/3量を飲ませる
3歳以上13歳未満 1錠
13歳以上 2錠

 

服用の量と回数、効果時間

 服用回数は原則、1回限りですが、放射能拡散状況によっては、追加服用があり得ます。24時間後に1回の追加服用を繰り返します。1回の服用は、3日後には効果がなくなります。

 

安定ヨウ素剤の副反応

 チェルノブイリ事故時に1700万人が服用して重大な副反応は見られていません。軽度の症状で済んでいます。原発労働者の連日7日間服用の例では、一時的に甲状腺ホルモン低下が生じることはありますが、中止後に回復しています。ヨード剤が体に合わない方、心配な方は医師に相談してください。

 

安定ヨウ素剤の入手

 自治体による事前配布説明会、または事故後に配布説明会が開かれます。ネット販売等で自主購入(有料)は可能ですが、服用量に注意してください。