活動ニュース
医療費の窓口負担「ゼロの会」は2014年7月27日、「第6弾対談・ゼロの会 マザー・テレサ“愛”の記録者 映画監督・千葉茂樹氏と語る」を神奈川県保険医協会会議室で開催し、会場いっぱいの164名が参加しました。
当日は、対談に先立ち、千葉監督の映画「マザー・テレサと生きる」(生誕100年特別記念作品)を上映。マザーの精神を引き継ぐシスターの奉仕活動や、身寄りのない末期ガン患者を“愛”の手で看取るホスピスなど、現代を生きる“マザー・テレサ”の活動を観賞しました。
対談相手を務めた池川明神奈川県保険医協会前理事長(ゼロの会・責任者)は、窓口負担がゼロになることで「コンビニ受診」は起きない、窓口負担による受診抑制で、重症化に繋がることこそ解消すべき課題と説明しました。千葉監督も自身の入院経験から医療保険の恩恵・大切さを強調し、アメリカ型医療へのシフトが懸念される日本の医療を憂慮。国民の支えあいで成り立つ医療保険制度は、マザー・テレサの貧しい人々に“手を差し伸べる”活動と共通するとし、国民皆保険制度を守ることが医療者、国民に求められていると述べました。