活動ニュース
2009年8月5日、神奈川県・藤沢地域を拠点に、路上生活者や生活困窮者支援に取組むNPO法人「湘南ライフサポート・きずな」と懇談しました。
「ゼロの会」からは、呼びかけ人である保険医協会・野本理事と事務局が出席し、意見交換を行いました。
懇談では、
・ | 生活困窮者は、生活保護に頼らなければ受診は難しく、却って生活保護依存をもたらす「逆効果」があること。(「医療からの疎外」は「自立からの疎外」をもたらす) |
・ | 窓口負担「ゼロ」での受診など、「現物給付」の保障は、年金が月数万円など低所得でも「何とかやっていける」励みがうまれ、本人の自立にも繋がること。 |
・ | 受診しやすさ、治療の継続性は別疾患の早期発見や、患者の心理的・身体的安定にも大きく寄与。治療中断はむしろ、症状を悪化させ医療コストを押し上げること。 |
・ | 生活困窮の場合、歯科治療が後回しになりがち。歯がボロボロでは、就職の面接にもマイナス。食事・栄養状態にも悪影響を及ぼす。 |
※NPO法人「湘南ライフサポート・きずな」について
http://www.geocities.jp/sls_kizuna/