厚労省は4月11日、生活保護受給の患者に関し、エンシュア・リキッドの代替品を公費適用とする通知を発出しました。
「東日本大震災の影響による経腸栄養剤(医薬品)の供給不足に伴う医療扶助特別基準の設定について」
これは当協会が、東日本大震災での生産工場の被災を踏まえ、医療用医薬品ではない代替品(医療食)の保険適用を厚労省に求めていた要望に部分的ながら応えたもの。通知では、経腸栄養剤(医薬品)が全国的に最大2割程度分の供給不足が想定されていると説明。一時特例的な措置として、代替品の医療食を使用する場合、患者の事前申請(やむえない場合は事後でも可)と購入した領収書をもとに、市町村の生活保護担当課が実費相当額を給付するとしています。事実上の公費適用であり、医療現場にとって朗報となります。
また、併せてエンシュア・リキッドの使用を、経管栄養患者に限定するよう再度の徹底通知が出されています。