医療費の窓口負担「ゼロの会」は2012年2月18日、ダイエー東戸塚店で宣伝行動を実施しました。
当日は医科・歯科の健康相談、豪華賞品の当たる医療問題クイズをいずれも無料で行い、100名を超す市民が参加。賛同書付きリーフレットも、1,100部を完配しました。
今回は宣伝行動の第4弾として、駅に直結し百貨店などと連結するダイエー東戸塚店の連絡通路で開催。土曜日の昼ともあり、子供連れの家族や友人同士のショッピングなど、多くの買い物客で賑わっていました。
医科・歯科の無料健康相談には、50代、60代を中心に43組の市民が来場。
医科では高血圧に悩む高齢者からの相談が目立ち、血圧の高い40代男性には自宅での測定を勧めました。また正常値ながら降圧剤の服用を続ける70代の女性に、主治医への相談を促しました。
歯科では30代から70代の市民から、妊娠中の虫歯チェックや入れ歯の悩み、歯ぐきの腫れ、ドライマウスの相談など幅広い相談が寄せられました。なかでも、左下の3本の歯が欠損した70代の女性は、入れ歯に慣れないとして放置。入れ歯の重要性を説明し、最終的に入れ歯の導入を促すことにつながりました。
また、前回から採用したティッシュ付きリーフレットは反応がよく、用意したリーフレットは1時間で配り終えました。宣伝行動後、戸塚区民から賛同書が到着しています。
「ゼロの会」に市民の9割が賛意
豪華賞品が当たる医療問題クイズは、子供を連れの家族など67組の市民が参加。日本で「当たり前」となってしまった窓口負担が他の先進国では「ゼロ」が普通、医療費の半分は国民負担(国民の保険料+窓口負担)であるなど、既に多くを負担している事実に、参加者は驚きや関心を示しました。
クイズと同時に実施した窓口負担アンケートでは、5割が負担ゼロを支持、1割負担を含めると9割の市民が「負担感のない水準」を望む結果となりました。